白いキャンバス
決意をした。
養育費が支払われなくなって、あと4カ月が経過すると1年を迎える。
その間、3度連絡を取ったが、既読スルー、催促したときには「東京に戻ったらすぐに入金する」「わかったよ!」
そのやり取りをするだけで精神的苦痛と不安が付きまといました。
今後の生活はどうなってしまうんだろう。
給料は中途半端で、児童扶養手当を受けるにも、年収がそれなりにあるという基準でその手当も受けることはできず。
年収がそれなりにあるという基準自体、基準額が低く、簡単に対象から外れてしまっている。そこに重くのしかかる物価高騰。
企業はそう簡単に給料を上げられるわけもない。
生活を考えるだけで、上を向いて歩くことが出来ずにいました。
彼からもらう養育費を使い込んでいたわけではなく、子供の将来の為の貯金をしていたが、その貯金ができないことにいら立っている。
いら立ちや焦りは消えることはまずないだろう。
お金を稼ぐために小学生の子供との時間を削るのも断腸の思い。
まだそのレベルまで達していないことに安堵している。
いずれこんなことになった時の為に、家庭裁判を経ての離婚をし、調書も作成しているが、まずその気力が起きない。
彼と縁を断ち切ることで、苦痛とも無縁になれるだろうか…
そんな風に考えるようになった。
『これが泣き寝入り』というものなのだろうか。
私にとってよい選択にしか感じないのは…
彼は私にとって『負の要素』であることが、最近わかってきたからだろう。
将来が見られるわけではないので、どうなるかわからない。
それでも、思い切って断ち切ることで違った道を歩んでみることにした。
私が元気で健康に仕事をしてさえいれば、どうにでもなる。
そんな風に思うようになりました。
振込みのずさんさから、いつかは…
それがこんなにも早く訪れるとは。
8年ほどでなくなりました。
相変わらず言い訳や弁明さえない。
それでも非常に前向きに生きることが出来ている。
『負の要素』がなくなったから。
残念なのは、今後、子供は『パパ』と呼ぶ人とは会わなくなる。
もうずっと会っていないが。
もともと残念なことをさせられてきたからなのか、会いたいとも言わない。
それもまた胸が痛む。
この子はきっと、私に気を遣って『パパ』の話さえしなくなっていくんだろうな。
その分、毎日たくさん抱きしめて『かわいいね、愛してるよ』と伝えると、
「幸せ!!!」「ママの所に生まれてきてよかった!!」と満面の笑顔を見せて言ってくれる。
この子の表情を、成人しても、おばさんになっても守っていきたいと思う。
私にとっても、子供にとっても、総合的に幸せでいられるように
キャンバスを新しいものに替えて
今度は鮮やかな色だけで
色付けをしていきたい。
再スタートは何度でも切ることが出来る
自分の為にも、子供の為にも、
心理学カウンセラーの資格取得に向けて勉強を始めてみました。
そのきっかけとなったお話は今度させていただこうと思います。
いつも幸せで心が満たされますように。